前回に引き続き、大学の序列の話を。今回は日東駒専を扱います。前回の内容はこちら。
高校受験と大学受験の偏差値は違うものである
前回、高校偏差値と大学偏差値は異なるという話をしましたが、あくまでイメージとして以下を想像していただくと分かりやすいと思います。
今回は主に日東駒専のレベルを中心に箱ひげ図を用いて説明していきます。箱ひげ図ってなんじゃそら??って人はこちらを参考にしてください。
日東駒専のメインターゲットは高校偏差値でいうところの偏差値55~60クラスの高校になります。偏差値50の高校から日東駒専へ合格を目指す場合、少なくとも学年の3分の1ほどに位置している必要があるでしょう。大学受験の偏差値50はそんなに甘くないのです。
むしろ内申が5科20、9科34程度あるのであれば日東駒専の附属という選択肢も出てきます。模試の偏差値が50前後でイマイチならなおさらです。
日東駒専の大学序列
では本当に日東駒専は大学受験の偏差値で50を超えているのか、実際に見てみましょう。
今回はGMARCHと日東駒専を比較します。まず、日東駒専内においても二つのグループに分けることができますね。
東洋・駒澤グループと日本・専修グループですね。平均値(×)、中央50%を示す箱で比べても難易度的に東洋・駒澤は一歩リードしています。
特に東洋は偏差値52.5~57.5に大きな分布をもっており、あと少しで中央や法政に肉薄するかというところまで来ています。
東洋上位学部>中央・法政下位学部
という構図も見えてきました。大学の人気が高まった結果、難易度も着実に上がったということでしょう。
一方で個人的にはここ10年で日大の偏差値が落ちてきたようにも思えます。10年ほど前は「日東駒専の筆頭は日大!!」という風潮すらあったと思うのですが、やはり数年前のタックル問題が未だに尾を引っ張っているのでしょうか。
とはいえ、日東駒専のどの大学も箱や平均値では偏差値50を上回っています。日東駒専に合格するためには偏差値50は必要なのは間違いありません。
次回は日東駒専と大東亜帝国の比較を行います。こちらからどうぞ。
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