社会の勉強法①~流れ~



 社会が苦手な中学生向けに勉強のポイントを紹介していこうと思います。




 そもそも社会は暗記科目か。それは半分は正しく、半分は間違っているといえます。

 
 確かに教科書の内容をそのまま覚えていれば高得点が取れるかもしれませんが、それは荒唐無稽というもの。闇雲に覚えようとするとつながりのない単語ばかりが増えてしまいます。


 そうすると特定の問われ方には対応できるのに、違う問われ方をすると解けなくなるという歪な状態になりかねません。


 だからこそ、社会を勉強するときは「因果」や「背景」を意識するよう心がけましょう。たとえば以下の通りです。


・「甲午農民戦争」をきっかけに「日清戦争」が勃発した。日本が勝利し、「下関条約」を結んだ。
・北陸や東北地方は伝統産業、地場産業が発達している→冬は雪で農作業ができず、屋内でできる副業として発達したから。



 「因果」という意味では歴史は分かりやすいですね。「できごとの原因とその結果」をセットで覚える。そうすれば、原因を問われても結果を問われても対応できます。大きな一つのまとまりとして理解することが大切です。


 地理などの場合、産業や文化の「背景」を意識すると良いでしょう。なぜ、北陸や東北地方の日本海側は米の単作地帯なのか、なぜ伝統的工芸品は多くあるのか。「背景」を意識すると理解が深まります。


 社会が得意な人(自分もそうでしたが)はよく「流れをつかむ」と言います。この流れとは「因果」であり、「背景」であるといえます。


 単一の語句で覚えるのではなく、意味のある連なりとして理解するように心がけること。これが社会が得意になる近道です。


 また、社会が苦手な人はこういった「因果」や「背景」について積極的に先生に質問に行くと良いでしょう。なかなか行きづらいという人は個別指導塾で社会だけ単科で取るのも手ですね。







 本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。