今、最も勢いがある塾はどこか。今回は過去5年分の県立船橋高校の合格者の比較を行います。前回の記事はこちら。
県立船橋高校とは
県立船橋は第2学区のトップ校であり、千葉県公立高校の御三家の一角をなす高校です。東京大学を始め、一橋大や東工大などの難関国立大学への進学も好調で県内から多くの受験生を集めています。そのため、倍率もここ3年は1.7~1.8倍前後を推移するなど厳しい入試状況が続いています。詳細は以下の記事を参照ください。
・進学実績の詳細はこちら ・倍率についてはこちら
県立船橋高校の難易度
県立船橋の難易度は以下の通りです。千葉県公立高校の御三家の一角だけあって偏差値も高く、入念な準備をして入試に臨まなければいけませんね。
Vもぎ偏差値 (合格率60%) | Sもぎ偏差値 (合格率60%) | 入試得点目安 | 内申点目安 |
67 | 69 | 425点 | 126 |
比較対象の塾はこちら
今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、千葉市以南に勢力をもつ京葉学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナーと湘南ゼミナールの五つです。
これらの塾の県立船橋の合格者占有率は55.3%(2023年理数科含む)。県立千葉に比べてこれら五つの塾以外にも実績をあげている塾があるので、占有率はそこまで高くはありません。では実際に比較をしていきましょう。
県立船橋の合格実績NO.1は市進!近年は70名以上の合格者を毎年安定して輩出しています。
興味深いのは2019年に団子状態だった京葉学院、湘南ゼミナール、早稲田アカデミーのその後の推移ですね。
まず、その後目減り傾向にある早稲田アカデミー。2021年は盛り返しましたが、その後は低迷。県立千葉へのシフトかとも思ったのですが、思った以上に県立千葉の合格者も増やせていないことを考えるとその限りではないかも。
続いて2021年に前年比100%以上合格実績を伸ばした湘南ゼミナール。非常に大きな躍進でその後の実績も期待したものですが、ここ2年は合格者減と苦戦を強いられています。
そして2023年には臨海セミナーを抜き、県立船橋の合格者実績NO.2に躍り出た京葉学院。ここ5年で市川市、船橋市周辺に教室展開を着実に行ってきた成果がでたといえるでしょう。特に2022→2023の伸びは他塾の実績を食っていると見ることもできます。このまま順調に伸び、市進の実績を抜くこともできるか。ここ数年が興味深いですね。
次回は東葛飾高校の合格実績の推移を見ていきます。こちらからどうぞ。
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