【2023塾別】過去5年の東葛飾高校合格者の推移




 今、最も勢いがある塾はどこか。今回は過去5年分の東葛飾高校の合格者の比較を行います。前回の以前の記事は以下をご参照ください。



県立千葉編 ・県立船橋編



 今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナー湘南ゼミナール、そして地元密着の塾であるクセジュ東葛進学プラザの六つです。


 これらの塾の東葛飾の合格者占有率は64.6%(2023年)。およそ3分の2は上記の塾の出身者で構成されているということですね。では早速推移を見ていきましょう。





 まず注目したいのは2021年に合格実績NO.1の市進とNO.2の臨海セミナーとの差が縮まったことです。これ以降、臨海セミナーは安定して40名以上の合格者を輩出し続けています。東葛地域に強固な地盤を築きつつあるといえるでしょう。


 一方の市進は2021年に合格実績をガクンと落としたものの、ここ2年は回復傾向にあります。両塾の差もまた開いてきました。臨海セミナーが差を縮めるか、市進が地盤の保持をするか要注目ですね。


 もう一つ注目したいのは、地域密着型の塾の苦戦ですね。東葛進学プラザは善戦しているものの、クセジュは東葛飾の合格者をここ5年で半減させてしまいました。2010年代に大手資本の進出(主に臨海セミナーと湘南ゼミナールですが)して以降、東葛飾高校の合格者を巡る戦いは熾烈を極めているといったところでしょう。


 次の記事では千葉県公立御三家合格者数の推移を見ていきます。こちらからどうぞ。