【2023塾別】過去5年の千葉東高校合格者の推移



 今、最も勢いがある塾はどこか。今回は千葉東高校の過去5年分の高校の合格者の比較を行います。今回の推移を分析したときにある塾の存亡が大いに気になる結果になりました。前回の以前の記事は以下をご参照ください。



県立千葉編 ・県立船橋編

東葛飾編  公立御三家編

佐倉編

 千葉東高校は県立千葉高校に次ぐ第1学区の2番手校ですが、そのレベルは高く、Vもぎ偏差値65。御三家に次ぐ難易度の学校で、なんと第4学区のトップ校である佐倉よりも上なのです!


 前身が高等女学校ということもあり、女子人気が高い同校ですが、県立千葉高校から志願変更する生徒も多いのも特徴といえます。そういう状況を踏まえると、千葉東高校の合格実績の推移から県立千葉高校の合格者数の推移がある程度予測できるでしょう。


 今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、千葉市以南に勢力をもつ京葉学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナー湘南ゼミナールの五つです。

 これらの塾の千葉東高校の合格者占有率は55.0%(2023年)。それでは推移を見ていきましょう。




 やはり京葉学院が強い!2022年度、2023年度と2年連続で80名の大台に乗せています。しばらく県立千葉の合格実績NO.1は京葉学院のものでしょう。


 そして安定して40名台を維持する早稲田アカデミーがNO.2の位置にきました。県立千葉の合格実績でも同様の傾向がありました。やはり県立千葉と千葉東の合格者数は相関性があるといえます。


 また同様に臨海セミナーと湘南ゼミナールも合格者を着実に伸ばしています。両塾ともここ数年で県立千葉の合格者を出し始めています。今後が大いに期待できますね!


 一方で市進の推移は非常にまずいですね。2019年度は50名を超える合格者を輩出していましたが、2021年度に早稲田アカデミーに合格者数を追い抜かれ、2023年度はついに合格者が30名を下回る事態に。


 同様に県立千葉の合格者も減少傾向にあります。この傾向は今後も続くと考えられます。合格者減に歯止めがかかるかどうか。それが市進の存亡にかかわるようにも思えます。


 次回はこれまでの内容のまとめを行います。こちらからどうぞ。