今回も第2学区の総集編として薬園台、船橋東、八千代高校の合格者総数の推移を見ていきます。生徒を着実に伸ばし、2番手校で合格実績をあげている塾はどこか。前回以前の記事は以下の通りです。
第2学区はいわゆる2番手と呼ばれる高校が多くあります。2番手校の立ち位置は1番手校の志願変更先であり、勉強を頑張ってきた努力型の生徒の一つの到達点というところです。
第二学区の準トップ校である薬園台高校、第二学区では進学校として定評がある船橋東高校と八千代高校。これらの高校の合格実績を見ることで、これから県立船橋などの公立御三家の実績が伸びてくる高校が見えてきます。
それでは実際に見ていきましょう。今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、千葉市以南に勢力をもつ京葉学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナーと湘南ゼミナールの五つです。これらの塾の薬園台+船橋東+八千代高校の合格者占有率は43.5%でした(2023年)。
やはり臨海セミナーの実績が安定していますね。例年110~130名近くの合格者を出しています。一方で、御三家などでもそうでしたが、市進の合格者が減少傾向にあります。特に2021年度から2022年度にかけてがすさまじく、40名近く減少しています。2023年度は何とか踏みとどまりましたが、ここが正念場と言えそうですね。
他の塾の動向ですが、湘南ゼミナールが2022年度に躍進して60名の大台に乗せましたが、2023年度は振るわず京葉学院に再び抜かされました。湘南ゼミナール、京葉学院のどちらが名実ともに3番手に名乗りを上げるのでしょうか。2024年度も楽しみですね。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。