今回は第3学区の倍率推移を見ていきます。前回の記事はこちら。
なお、倍率の目安は以下の通りです。
・1.7倍以上
⇒超人気校。かなり厳しい戦いが強いられる。
・1.5倍~1.7倍未満
⇒人気校。他校よりも厳しい戦いを強いられる。
・1.2倍以上1.5倍未満
⇒通常の倍率の範囲内。高くもなく低くもなく。
・1.2倍未満
⇒不人気校。他校よりも基準が易しくなる可能性も。
一本化した公立入試で倍率2倍はまずお目にかかりません。1.5倍を超えたら人気校、倍率的にも厳し目と考えるようにしましょう。
今回は偏差値55を境目に見ていきます。まずは偏差値55以上のグループの倍率推移からです。
入試一本化以降、倍率上昇が続いている東葛飾高校。2023年度は学校設定検査に思考力を問う問題を課しましたが、受験者は増加。志願倍率(受検前の倍率)で2倍を超え、実質倍率(欠席者や辞退者を除いた倍率)でも1.96倍と熾烈な戦いとなりました。さすがにこの倍率を見て学力に自信がない層は敬遠すると思いますが、それでも1.8倍前後にはなると思われます。依然として厳しい戦いとなるでしょう。
それ以外の学校は安定した倍率で推移していますが、定員が40名と少ない県立柏の理数科は乱高下が大きいですね。2023年度は前年の高倍率を敬遠して極端に倍率が下がりました。2024年度は倍率の上昇は必至ですね。
続いて偏差値55未満の主な高校の推移を見てみましょう。
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この偏差値帯で一番の人気校は柏の葉高校ですね。2023年度の倍率は1.71倍と熾烈なものとなりました。倍率と共に難易度も上がりつつあり、2024年度版のVもぎ偏差値表では柏中央高校と並び、偏差値53となりました。今後も高倍率は続くと思われます。難易度もさらに上昇する恐れがあるので注意が必要な学校ですね。
反対に柏中央高校は倍率的には落ち着いています。同じ難易度とはいえ、柏中央高校の方が合格しやすいことは間違いないでしょう。いざというときの志願変更先として選択肢に残しておくと良いかもしれません。
また、同じ偏差値帯としては我孫子高校(偏差値47)と流山おおたかの森高校(偏差値46)の関係も興味深いですね。流山おおたかの森高校は倍率を上げているのに対し、我孫子高校は2021年度、2023年度に定員割れをするなど大苦戦。人気を流山おおたかの森高校がかっさらっている感じですね。
まとめると、第3学区では倍率が二極化していること、とりわけ中堅校での倍率格差が拡大しているということが分かりました。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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