今回は大問2の振り返りを。大問1の振り返りはこちら。
問題は千葉日報等で公開されています。こちらからどうぞ。
【大問2】全体の難易度〈★★☆☆☆〉
・全体の所感
➝比較的易しめの印象。基礎的な知識を問う問題が多いですね。
(1)都道府県のレポート(予想正答率70%)
➝いつもは大問3の世界地理で出されていた形式がなんと日本地理で登場!!茶の栽培で十分判断できますが、製紙・パルプ工業にも注目できるとGOOD。ちなみに製紙・パルプ工業は2019年前期入試に出題されていましたね。過去問をしっかりやっていた受験生は有利だったかも。
(2)東京都の防災施設(予想正答率75%)
➝そろそろ災害系がくると思ったが、まさかの大雨対策。「南海トラフ」とか地震系が来ると思ったのだが。難易度は高くないのですが、資料の写真が分からん。首都圏外郭放水路には見えないし、どこかの調整池か??
(3)条件記述(予想正答率50%)
➝地理の条件記述はそこまで難しくない。さらに定番の京都の景観保護に関するもの。十分書ける。注意点は写真から読み取れることを書くということ。「デザイン」や「高さ」を規制しているのだが、よく見ていないと「電線を地中化」とか書いちゃうかも。
(4)① 地形図の読み取り(予想正答率60%)
➝「方角」「地図記号」「距離・面積」の定番を押さえた良問。なのだが、エの判断が意外とやっかい。なぜなら、二つの地形図を見比べて移転前と移転後の直線距離を計算しないといけないから。それもはた目には1㎞(地図上で4㎝)以上あるように見えるんだよね。ア~ウを消去法的判断で切ることもできるから難しいというほどではないが。
(4)② 等高線の読み取り(予想正答率60%)
➝「上り坂」か「下り坂」かを問うのは新しい!とはいえ、等高線の中心部に行くほど標高が高くなるという原則を理解できれば難しくない問題。解けてほしい問題。
大問3の振り返りはこちらから。ぜひお読みください!