【2023塾別】県立船橋高校の合格者数比較



 今回は千葉県公立御三家の一つ、第2学区トップ校である県立船橋の合格実績を比較します。また、過去5年分の合格者の推移も別記事でまとめました。こちらからどうぞ。






県立船橋高校の特徴


 県立船橋は他の二校(県立千葉・東葛飾)と違い、附属中学校をもっていません。また、二日目に学校独自で設定する検査において他の二校や千葉東高校が選択した※「思考力を問う問題」ではなく、「作文」を課すなど独自色が出ています。公式ホームページはこちら

※英数国の問題を60分で解く科目横断的な試験(100点満点)。


 なお、県立船橋高校は2024年度(令和6年度)入試も引き続き、作文を課すことを決定しています。つまり、思考力を問う問題は採用しませんでした。詳しくはこちら


 学科は普通科と理数科に分かれ、募集定員は普通科320名、理数科40名と他の二校に比べて定員数が1.5倍なのも特徴と言えますね。



県立船橋高校の校風

 県立船橋高校は生徒の自主性を尊重し、自由な校風であると言われています。それは同校HPの教育目標にある「3 強靱な体力と旺盛な気力を養い、自学・自律を通して実践力のある人間を育成する。」とリンクしているように思えます。


 実際、毎年6月に開催されるたちばな祭(文化祭)では生徒たちがイキイキと活動しており、伸び伸びとした学校生活を送っている様子を見ることができます。白いキャンバスに自由に絵を描ける…それが県立船橋の自由さというべきでしょうか。


 反面、教え子の中には「自由過ぎて何をしていいのか分からない」と戸惑う声もありました。その意味では好みが分かれる学校とも言えます。



県立船橋高校の進学実績

 別の記事で県立船橋高校の過去3か年分の進学実績もまとめました。こちらからどうぞ。


県立船橋高校の難易度

 県立船橋の難易度は以下の通りです。千葉県公立高校の御三家の一角だけあって偏差値も高く、入念な準備をして入試に臨まなければいけませんね。

Vもぎ偏差値
(合格率60%)
Sもぎ偏差値
(合格率60%)
入試得点目安内申点目安
6769425点126




県立船橋高校への合格実績を比較





 県立船橋への合格実績NO.1は市進学院…ですが、やはり気になるのは昨年との差ですね。10名以上も合格者を減らしています。2018年の98名を境に右肩下がりの傾向に。昨年は盛り返したものの今年は一昨年並の実績となりました。


 反面、今年は京葉学院の躍進が印象的。臨海セミナーからNO.2の座を奪いましたね。この世代は私立の結果を見るに相当強いことが伺えます。後はこの勢いのまま、県立船橋のNO.1を取りに行くのか??


 早稲田アカデミーは実績を少し下げてしまいましたが、これは予定通りなのかな。実は2018年には30名を超す合格者を輩出していました。そこから徐々に県立千葉へと受験者をシフトしていった(学力層が一段上がったともいえる)のでしょう。



 次回は東葛飾高校の比較をします。こちらからどうぞ。




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