今回は千葉県公立御三家の一つ、第3学区トップ校である東葛飾高校の合格実績を比較します。また、過去5年分の合格者の推移も別記事でまとめました。こちらからどうぞ。
東葛飾高校の特徴
東葛飾高校は県立千葉高校と同じく附属中学校を併設しています。そのため、定員も240名と少なめです。また、令和5年度(2023年度)入試から2日目の検査に「※思考力を問う問題」を導入し、注目を集めました。公式ホームページはこちら。
※英数国の問題を60分で解く科目横断的な試験(100点満点)。
受験する上での注意点としては、思考力を問う問題のウェイトが高いことです。配点は、5科得点(500点)+内申点(135点)+思考力を問う問題(100点)であるため、配点全体の約13.6%を占めています。5科目の対策だけでなく思考力を問う問題の対策も十分にしておく必要があるといえるでしょう。
東葛飾高校の難易度
東葛飾高校の難易度は以下の通りです。思考力を問う問題は平均点などの情報が出ていませんので、何とも言えませんが、60点取れていれば入試で不利になることはないと考えられます。まずは確実に取れるところ、すなわち5科目の得点を安定させることが第一ですね。
Vもぎ偏差値 (合格率60%) | Sもぎ偏差値 (合格率60%) | 入試得点目安 | 内申点目安 |
66 | 68 | 420点 | 126 |
東葛飾高校への合格実績を比較
「思考力を問う問題」導入初年度でどのような変化があるか気になっていましたが、どこの塾も大きな変化はありませんね。
合格実績NO.1は市進学院!!東葛エリアでの影響力は健在ですね!ちなみに東葛飾中学校には今年度59名の合格者を輩出!!圧倒的ですね!!
合格実績NO.2は臨海セミナーです。神奈川が拠点の塾ですが、2007年に浦安教室を出したことを皮切りに千葉に展開。現在では千葉県のみならず、埼玉県や大阪府にも教室を展開しています。
ここ3年は安定して40名以上の合格者を出しており、東葛エリアの台風の目になりつつありますね。
また東葛エリアには地域密着型の塾も多く、松戸・柏地域に展開するクセジュは東葛飾高校に14名の合格者を出しています。
また、柏市を中心に展開する東葛進学プラザも東葛飾高校に17名、東葛飾中学校にも19名の合格者を出しています。
京葉学院ですが、東葛飾高校の合格者数を出していません。東葛エリアでは流山おおたかの森教室しかないため、目立った実績が出ていないのでしょう(合格者が出ていても1~2名か)。