【令和5年度】千葉県公立入試社会振り返り(大問8)



 今回は大問8の振り返りを。大問7の振り返りはこちら


 問題は千葉日報等で公開されています。こちらからどうぞ。



 

【大問8】全体の難易度〈★★★☆☆〉

・全体の所感
➝設問は2問しかありませんが、受験生が解きづらい単元を出したなあという印象。それも二問とも略称関連。主な略称は覚えておかないといけないね。



(1)各地の地域主義(予想正答率50%)
➝各地の地域主義がどこの地域課を問う問題。選択問題とはいえ、すべて答えなければならないため一見難しく感じます。しかし、大事なのはわかっているところから判断すること。ASEAN(東南アジア諸国連合)とAPEC(アジア太平洋経済協力会議)は判断できるようにしたい。

 ちょっと厄介なのがMERCOSUR(メルスコール)。南米南部共同市場の略称ですが、かなり細かい。ただ、もう一つのUSMCA(米国・カナダ・メキシコ協定)が分かれば消去法でいける。

 ちなみにUSMCAはNAFTA(北米自由貿易協定)に代わり2020年7月に発効しました。新教科書の内容ですので要チェックですよ!

(2)環太平洋経済連携協定の略称(予想正答率40%)
➝まず文章を読んで「環太平洋経済連携協定」の内容であることを判断する必要があります。文章内の「太平洋地域の国々が中心」「アメリカが離脱」分かってしまえば、アルファベット3字指定もあるので「TPP」とすんなりいける寸法です。とはえいえ、略称だけでなく正式名称も理解しておく必要もあるので、正答率は決して高くはないでしょう。



 さて、大問別の振り返りは以上!!総評を見たい方はこちらへどうぞ。