【2023千葉】公立高校入試の採点ミス(続報)



 令和5年度(2023年度)入試でおきた採点ミス。本来合格だった生徒が6名不合格になるなど、その影響は大きなものでした。採点ミスが発覚した高校や採点ミス率についてまとめた以前の記事はこちら

 その後、千葉日報より続報が入っています。どうやら昨年度も採点ミスがあった模様。記事の詳細はこちら


 記事によると、今年度の採点ミスを受け、千葉県教育委員会は昨年度の答案も再度チェックするよう県立・市立高校に指示を出したようです。


 ただ、答案の保管期限は1年間で大半の高校はすでに破棄したとのこと。


 答案をまだ破棄していなかった4校が再度チェックしたところ、40件の採点ミスが発覚したそうです。


 採点ミスの詳細も記載がありました。

・記述式と選択式で正誤の取り違え
・小計と合計の集計誤り
・1科目で最大4点加わるケースもあった



 今回は答案が残っていた4校のみで40件の採点ミスがありましたが、仮に各高校の合格者が300人として採点ミス率はおよそ3%。昨年度の合格者がおよそ29,000人ですので、仮に採点ミス率3%で計算しても870名。今年度と同様の数のミスが起きていた可能性があります。


 前回も書きましたが、ミスは起こり得るものです。ゆえにどれだけ採点ミスを減らすのか、致命的なミスを減らすのかが重要です。再発防止に向けた、県の取り組みに注視したいところですね。



 本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。