【中学社会】領海・排他的経済水域・公海の違い



・領海
→沿岸(海岸線)から12海里までの海域。領海に他国の船などが侵入した場合、沿岸国は取り締まる権利を有する。


・排他的経済水域
→沿岸(海岸線)から200海里までの海域で、領海は含まれない。沿岸国が海域内の水産資源や鉱産資源を自由に採取することができる。他国が漁業などを行う場合は沿岸国の許可が必要だが、航海は自由に行うことができる。


・公海
→どこの国にも属さない海域。公海内では自由な航海や漁業が認められている。

《ポイント》
 領海は領土、領空と共に国の領域のうちの一つです。領域は簡単に言えば、その国の権力(法)を行使できる範囲と考えると良いでしょう。


 排他的経済水域の注意点はまず「沿岸(海岸線)から200海里までの海域」であること。領海の外からではないので気をつけてください。そして、「領海は含まれない」こと。つまり、実際の排他的経済水域の範囲は12海里~200海里の間ということになります。


 公海はどこの国にも属さない海のことです。つまり、領海でも排他的経済水域でもない海域のことです。


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