今回も第2学区の2番手校の動向を見ていきます。生徒を着実に伸ばし、2番手校で合格実績をあげている塾はどこか。前回以前の記事は以下の通りです。


第2学区はいわゆる2番手と呼ばれる高校が多くあります。2番手校の立ち位置は1番手校の志願変更先であり、勉強を頑張ってきた努力型の生徒の一つの到達点というところです。

今回扱う八千代高校は文武両道の特色が強い学校です。2023年度は女子バスケットボール部、女子ハンドボール部、陸上競技部、サッカー部などが関東大会に出場しています。これは同校に体育コースがあることも要因として考えられますが、それでも体育コースの定員は40名なので、学校全体で部活動が盛んということに疑う余地はないでしょう。
個人的なイメージですが、活発で運動も頑張りたい生徒が進学するのが八千代高校、コツコツ努力できる文化系の生徒が進学するのが船橋東高校だと思っています。
前置きはこれくらいにして実際に八千代高校の合格者数の推移を見ていきましょう。
今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、千葉市以南に勢力をもつ京葉学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナーと湘南ゼミナールの五つです。これらの塾の八千代高校の合格者占有率は42.1%でした(2023年)。


こちらも船橋東高校と同様に、市進の苦戦が見受けられます。2022年度には臨海セミナーに合格実績で並ばれるものの、今年は何とか合格者を上向かせました。この調子で復調軌道に乗せられるか。
船橋東高校で安定した実績を出していた湘南ゼミナールは今年は大きく急ブレーキを踏んでいます。極端に合格率が悪かった??他の学校の志願者が多かった??理由は分かりませんが、気になりますね。
そして安定して実績をあげているのが意外にも京葉学院ですね。八千代市にも教室を構えているので一定の需要があると見られます。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。
