日比谷、国立と並ぶ都立御三家の一つ、西高校に合格者を最も多く輩出している塾はどこなのか。意外なことに早稲田アカデミーでもenaでもないことが分かりました!!
西高校の概要
西高校は昭和12(1937)年に創立された府立第十中学校を前身とする、「文武二道」「自主自律」を教育理念に掲げる伝統校です。「文武二道」とは、勉強だけでなく、学校行事や部活動といった取り組みも全力でやり切り究めるという意味の言葉です。私服登校ができること、「自主自律」という方針も踏まえても、他の都立御三家と比べると生徒の自主性を重んじる自由さが前面に出ている学校ですね。
最寄り駅は京王井の頭線「久我山駅」で、学校までは徒歩でおよそ10分。JR中央線沿線から通いやすい印象ですね。
西高校の大学合格実績
大学進学実績も好調の同校。2023年度の大学合格実績(現役・浪人合算、抜粋)は以下の通りです。詳細はこちらからどうぞ。
・東京大学…17名
・京都大学…18名
・一橋大学…20名
・東京工業大学…10名
・早稲田大学…144名
・慶応義塾大学…86名
・国立大学医学部医学科…9名
東京大学の合格者数では日比谷に見劣りしますが、京都大学をはじめとする国内の最難関国立大学に多くの合格者を輩出しており、日比谷以上に進路に多様性があるといえますね。
【塾別】西高校の合格者数の推移
さて、そんな自由な校風が特色である西高校への合格実績を過去3か年分まとめてみました。今回調査した塾は最難関高校へ高い実績を誇る「早稲田アカデミー」、都立に強い「ena」、通信教育で著名なZ会が運営する「Z会の教室」、中学受験界では圧倒的な王者であるSAPIXが運営する「SAPIX中学部」の4つです。
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西高校への合格者が3年連続(21~23年度)NO.1だったのはZ会の教室!!2023年度の合格者は80名を超え、同校への圧倒的な実績を示しています。この傾向はここ2、3年は変化しないと思われます。とはいえ、油断は禁物ですね。他塾の追い上げも著しい。
日比谷高校の合格者数NO.1の早稲田アカデミーは2022年度に失速したものの、その後はふんばり、2023年度は60名に迫る勢いでNO.2に返り咲きました。
そして、都立に強いenaも早稲田アカデミーに続いて猛追しています。早稲田アカデミーとの差は2名。熾烈なNO.2争いも行われています。
日比谷高校での躍進が著しかったSAPIX中学部ですが、西高校での実績は大きく伸びているとはいえません。実績が上がるにはもう数年待つ必要がありそうですね。
今回はここまで。こちらの記事では都立進学重点校の合格実績を比較しています。ぜひご覧ください。
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