前回は問２（日本地理）の出題予想をしたので、今回は過去５年分の出題傾向をもとに、問３（世界地理）の出題予想をしたいと思います。前回内容はこちら。
以前に新教科書内容の出題予想もしています。よろしければそちらもご覧ください。ねらい目はヨーロッパ州、アフリカ州あたりですね。
なお、あくまで個人の予想ですので、信じるかどうかは個人の判断でお願いします。
〇アジア州
出題度〈★★☆☆☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ○ | ○ | |||
| 令和５年度 | |||||
| 令和４年度 | |||||
| 令和３年度 | ○ | ||||
| 令和２年度(前期) | ○ | ○ | ○ | ||
| 令和２年度(後期) | ○ | ||||
| 平成31年度(前期) | ○ | ||||
| 平成31年度(後期) |
近年の出題傾向からねらわれる可能性は低いと予想。出るとしたら地形関連か。とはいえ、書かせるものもそう多くないが…「長江」「アラビア半島」「ヒマラヤ山脈」あたりか。とはいえ、千葉県は令和２年度(後期)で「ドバイ」を書かせたこともあるので聞きなれない地名とかが出る可能性があるため、注意が必要。
商工業が出るとしたらインドのＩＣＴ産業がねらわれるか。新教科書でアメリカのコールセンターが設置されていることが共通内容になっているので確認しておくといいでしょう。
〇ヨーロッパ州
出題度〈★★★★☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ◎ | ○ | |||
| 令和５年度 | |||||
| 令和４年度 | |||||
| 令和３年度 | |||||
| 令和２年度(前期) | |||||
| 令和２年度(後期) | ○ | ||||
| 平成31年度(前期) | ○ | ||||
| 平成31年度(後期) |
近年出題されていないため、今年度のねらい目の一つといえます。商工業ではフランスの航空産業に注目しています。トゥールーズに本拠を置くエアバス社の航空機は周辺国との国際分業で製造されています。まさに域内では関税がかからないＥＵ的な産業の形態ですね。
文化面では言語の分布やキリスト教の宗派分布をみておくといいでしょう。
〇アフリカ州
出題度〈★★★★☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ○ | ○ | ◎ | ○ | |
| 令和５年度 | |||||
| 令和４年度 | ○ | ||||
| 令和３年度 | |||||
| 令和２年度(前期) | |||||
| 令和２年度(後期) | |||||
| 平成31年度(前期) | ○ | ||||
| 平成31年度(後期) |
近年の傾向を見る限り、入試にねらわれる可能性大！とりわけ、農業関連に注目ですね。カカオ豆の生産が盛んなガーナ、コートジボワール、コーヒーの生産が盛んなエチオピア、そして新教科書で共通になったケニアのバラあたりでしょうか。
地形ではだいぶ前に「サヘル」が出題されて以来ご無沙汰ですので、「ナイル川」「サハラ砂漠」あたりでしょうか。農業と関連させると「オアシス」も怪しいですね。気候も絡めると熱帯サバナ気候に生育する低木「サバナ」もあり得るかも。チェックしておきましょう。
〇北アメリカ州
出題度〈★☆☆☆☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ○ | ||||
| 令和５年度 | ○ | ○ | |||
| 令和４年度 | |||||
| 令和３年度 | |||||
| 令和２年度(前期) | |||||
| 令和２年度(後期) | |||||
| 平成31年度(前期) | |||||
| 平成31年度(後期) | ○ |
昨年度がっつり出ましたので出題可能性は低いとみています。出るとしたら近年出題されていない商工業からか。「北緯37度」「サンベルト」「シリコンバレー」の定番語句あたりでしょうか。
〇南アメリカ州
出題度〈★★☆☆☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ○ | ○ | |||
| 令和５年度 | |||||
| 令和４年度 | ○ | ○ | |||
| 令和３年度 | ○ | ||||
| 令和２年度(前期) | |||||
| 令和２年度(後期) | |||||
| 平成31年度(前期) | |||||
| 平成31年度(後期) |
２年前にも出題されているため出題はされない可能性が高いと考えます。仮にねらわれるとしたら気候関連と商工業関連に注意。気候ではアンデス山脈周辺の高山気候の特徴、商工業ではブラジルの鉱工業（鉄鉱石の露天掘り、航空機の製造、バイオ燃料）あたりに注意しましょう。
〇オセアニア州
出題度〈★★★☆☆〉
| 地形 関連 | 気候 関連 | 農業 関連 | 商工業 関連 | 文化 関連 | |
| 令和６年度予想 | ○ | ◎ | |||
| 令和５年度 | ○ | ||||
| 令和４年度 | |||||
| 令和３年度 | ○ | ||||
| 令和２年度(前期) | |||||
| 令和２年度(後期) | ○ | ○ | |||
| 平成31年度(前期) | |||||
| 平成31年度(後期) | ○ |
頻繁に出題されているオセアニア州もといオーストラリア。令和４年度を除いてほぼ皆勤の状況です。さすがに今年度は出ない…と言いたいところですが、頻繁に出題されている傾向を鑑みると、今年度も出る可能性が十分にあるため注意が必要です。
出題される場合、注意したいのはとりわけ商工業関連です。手あかのついていない鉱産資源の分布は注意が必要。北西部は鉄鉱石、南東部は石炭ということは最低限押さえておきましょう。地形関連では多文化社会に関連してウルル（かつてのエアーズロック）がねらわれるのではないでしょうか。
次回は問４（前近代史）の出題予想をします。こちらからどうぞ。
