週刊ダイヤモンド2023年9月16日、23日合併特大号では大学入試の特集を行っています。とりわけ今回注目したいのは「W合格した場合にどこの大学に進学するのか」です。それぞれの大学序列ごとに整理したいと思います。今回は早慶とMARCHを扱います。
早稲田 vs 慶應
10年前であれば慶應の圧勝というイメージですが、近年は早稲田の躍進が注目されています。記事によると、2023年度は法学部以外では早稲田大が慶應大を上回る結果となりました。
W合格時、早稲田進学が多かった学部 | W合格時、早稲田進学が多かった学部 |
政治経済(vs 法学部、経済学部) 商学部(vs 商学部) 文学部(vs 文学部) 文化構想学部(vs 文学部) 基幹理工学部(vs 理工学部) 先進理工学部(vs 理工学部) | 法学部(vs 法学部) |
このような事態になったのは早稲田大学が近年行っていた大学入試改革が影響していると考えられます。有名なところでは政治経済学部は2021年度から数学が必修化されたことが話題になりましたね。これにより難関国立大志願者がより併願しやすくなりました。その影響で、早稲田大学の大学ブランドの向上、進学率の上昇につながったと考えられます。
また、早稲田大学では共通テスト併用型入試の導入を進めており、スポーツ科学部では2021年度から導入が始まり、人間科学部でも2025年度からの導入が決まっています。これも国公立大志願者との併願がしやすくなるため、今後数年は早稲田大学優位になると思われます。
詳細はダイヤモンド・オンラインの記事でご確認ください。
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MARCHのW合格
10年前であれば、GMARCHのトップは立教大学でした。それこそ「早慶上立」なんて造語が流行った時期もありました。現在のトップは間違いなく明治大学ですね。国際日本学部などの新学部を創設し、大学入試改革を進めてきました。
記事ではほとんどの学部で明治大学が圧勝!明治大学がW合格時に敗れたのはわずか7つの事例のみでした。
明治大学に勝利した学部 | 明治大学のW合格学部 | |
対青山学院 | 総合文化政策学部 | 情報コミュニケーション学部 |
対立教 | 経済学部 経営学部 社会学部 異文化コミュニケーション学部 | 法学部 経営学部 商学部 国際日本学部 |
対中央 | 法学部 法学部 | 法学部 政治経済学部 |
青山学院大学の総合文化政策学部や立教大学の異文化コミュニケーション学部、中央大学の法学部など各大学の看板学部以外では、W合格時において明治大学の優位な状況にあるようです。
そして、明治大学に次ぐ位置にいるのがなんと青山学院大学!もともとおしゃれな雰囲気があり人気がありましたが、そのブランド力がさらに高まった模様です。かつてのトップであった立教大学と比較してもその優位が伺えます。
W合格時、青山学院進学が多かった学部 | W合格時、立教進学が多かった学部 |
文学部(vs 文学部) 経営学部(vs 経済学部) 教育人間科学部(vs 文学部) 理工学部(vs 理学部) 総合文化政策学部(vs 社会学部) | 経済学部(vs 経済学部) |
記事の内容をもとにすると、MARCH内の序列は明治>>青山学院>立教>中央>法政ということになりますね。奇しくも以前分析をかけた偏差値データと一致する内容となりました(記事の詳細はこちらから)。
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