受験生の皆さん、入試お疲れ様でした。どうやら難易度や合格のために必要な得点を知りたいらしく、当サイトの特定記事へのアクセスが増えています。そこで個人的な見解も含め、今年度の入試の難易度について言及したいと思います。
※2月23日、記事の内容を一部修正しました
なお、あくまで個人の予想ですので、信じるかどうかは個人の判断でお願いします。
公開情報と平均点予想
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
昨年度平均 | 47.9点 | 47.0点 | 47.6点 | 60.7点 | 54.5点 |
県教委想定 | 50~55点 | 50~55点 | 55点 | 50~55点 | 50~55点 |
京葉学院 | 易化 | 言及せず | 易化 | 昨年並み | 昨年並み |
市進学院 | 言及せず | 易化 | 易化 | 昨年並み | 言及なし |
誉田進学塾 | 言及せず | 易化 | 易化 | 昨年並み | 昨年並み |
個人的見解 | 易化 +5点 | やや易化 +3点 | 易化 +7点 | 難化 -5点 | 易化 +5点 |
県教委の発表によると、平均点をおおむね50~55点にしたいという意図は昨年度から変わっていません。英数国は昨年度が難しすぎたため、平均点を上げるため各科目調整をかけたと思われます。ゆえに京葉学院、市進学院、誉田進学塾もおおむね「易化」と判断しています。理社ですが、理科は難易度を上げる調整がかけられたと思われます。平均点は下がるでしょう。一方、社会ですが明らかに易しくなっています。解きづらい問題がほとんどなく、条件記述も昨年度に比べれば平易なものが多いため平均点は上がると予想されます。
よって、5科トータルで平均点は上がると予想されます。その振れ幅ですが、15点前後でしょう。新入試初年度だった3年前の難易度に戻ったという印象ですね。
高校別合格ライン予想
高校名 | 目安得点 | 目安内申 |
県立千葉 | 450 | 129 |
県立船橋・東葛飾 | 440 | 126 |
千葉東・佐倉 | 425 | 126 |
市立千葉・薬園台・小金 | 405 | 120 |
市立稲毛・船橋東・八千代・県立柏 | 385 | 114 |
幕張総合・千葉西・国府台・鎌ヶ谷・成田国際 | 370 | 108 |
検見川・津田沼・国分・柏中央・柏の葉 | 345 | 105 |
千葉女子・磯辺・船橋芝山・市川東 | 310 | 102 |
今年度は全体的に入試の難易度が易化したため、上位層ほど差がつきにくい入試となったと考えられます。よって難関校ほど合格ラインが上がると思われます。また、県立千葉・千葉東・東葛飾が課している「思考力を問う問題」は差が付きやすいため、「思考力を問う問題」の得点で合否がひっくり返る可能性があります。
令和7年度に向けて
最後に。令和7年度の受験生においては、まずは基礎学力の徹底を行いましょう。入試では中1、中2内容からも多く出題されます。英語であれば今まで学習した文法事項や英単語を、数学であれば各種公式を復習するのは効果的です。
また、理科社会においては教科書の精読は必要でしょう。今年度も教科書本文に載っている内容や太字語句が多く出題されました。毎日少しずつでいいので、教科書を読む習慣をつけましょう。