前回に引き続き、大学の序列について扱います。今回は日東駒専と大東亜帝国の比較になります。前回以前の記事は以下の通りです。
前々回、高校偏差値と大学偏差値は異なるという話をしましたが、あくまでイメージとして以下を想像していただくと分かりやすいと思います。
高校の偏差値50は大学進学を真剣に考えるギリギリのラインと考えてよいでしょう。実際、偏差値50を下回ると大学進学率が50%を下回る高校が多くなります。
偏差値50前後の高校のボリュームゾーンが大東亜帝国。分からない方もいるかもしれませんので補足すると、大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士館大学を指します。
スポーツで実績をあげてきた大学が多く、1980年代以降大学受験が過熱する過程で登場した新たなカテゴリですね。これ以外にも「関東上流江戸桜」とか「成成明学獨國武」とかありますが、これは別の機会に。
レベル的には日東駒専と遜色ないと思われることもありますが、実際どうなのでしょうか。
偏差値的には日東駒専よりも一段下ですね。当然と言えばそうかもしれませんが、一部の大学の評価を考えると日東駒専と同格の大学もあるのかな、って思っていたんですが。
他の大学グループと同様に偏差値分布で二つのグループに分けることができそうです。東海・国士館グループと大東文化・亜細亜・帝京ですね。
東海と国士館は偏差値45~50にボリュームゾーンですね。中には日東駒専に匹敵する偏差値をもつ学部学科もありますが、他の大学に比べると難易度の落差が大きいのも特徴と言えます。
一方、大東文化・亜細亜・帝京は偏差値45前後にボリュームゾーンをもっています。さらに細分化すると、大東文化と亜細亜・帝京に分けられそうです。ひげの向きですね。大東文化は偏差値50の方向にひげをもつのに対し、亜細亜・帝京は偏差値40の方向にひげをもっています。
以上のことから大東亜帝国の序列は、東海・国士館>大東文化>亜細亜・帝京というところでしょうか。
今回はここまでにします。お読みいただきありがとうございました。