今、最も勢いがある塾はどこか。今回は前回までのまとめとして過去5年分の高校の合格者の比較を行います。前回の以前の記事は以下をご参照ください。
・県立千葉編 ・県立船橋編
・東葛飾編
今回、対象としたのは東葛エリアに強い老舗の市進学院、千葉市以南に勢力をもつ京葉学院、難関国私立の実績に定評のある早稲田アカデミー、神奈川を拠点とする臨海セミナーと湘南ゼミナールの五つです。
これらの塾の県立千葉、県立船橋、東葛飾3校の合格者占有率は60%(2023年)。5人に3人は上記の塾出身ということになります。やはりトップ校進学のためには塾が必要そうですね。それでは推移を見ていきましょう。
注目すべきは千葉県進学塾の東西横綱の対決でしょうか。西(=北西)の市進と東(=南東)の京葉学院ですね。例年50名は差があった両塾ですが、2023年に京葉学院がその差を20名まで縮めてきました。
京葉学院は東葛飾の合格実績をほとんど出していません(出ても1、2名)から、実質的に県立千葉と県立船橋の合格実績だけで肉薄したといえます。2023年に県立船橋の合格実績を伸ばしたことが大きく影響していますね。
それ以外の塾の推移も見てみましょう。湘南ゼミナールですが、2021年に急激に実績を伸ばし、早稲田アカデミーとの差を縮めてきましたが、その後は苦戦が続き差が開きつつあります。
早稲田アカデミーは2021年以降、臨海セミナーとの差が開き始めています。県立船橋の実績で苦戦しているのが響いていますね。
臨海セミナーは安定して実績をあげています。ここから100名の大台に乗せて市進と京葉学院との戦いに割り込みたいところでしょうか。
次回は第4学区のトップ校である佐倉高校の合格者数推移を見ていきます。こちらからどうぞ。