今回は地形図に関する問題。意外と変化球を出しやすい千葉県入試ですが、本問は2018年度の前期入試、2021年入試を参考に作成しました。地形図上の面積計算が狙われる??前回の問題はこちら。
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難易度〈★★★☆〉
※難易度の目安
〈★☆☆☆〉基礎。千葉県入試よりも易しめ。
〈★★☆☆〉標準。千葉県入試並の難易度。
〈★★★☆〉応用。千葉県入試よりも難しめ。
〈★★★★〉発展。難関国私立入試レベルの理不尽な問題。
〈答え〉
① ウ ② イ
〈解説〉
まずは①の解説を。地形図の縮尺計算は大丈夫ですか??軽く復習しておきましょう。
地形図上の1㎝の実際の距離は以下の通りです。
・2万5000分の1の場合
➝1㎝は「250m」
・5万分の1の場合
➝1㎝は「500m」
今回の地形図の縮尺は2万5000分の1ですね。それでは「めもり」を参考にAとBの縦と横の長さを測りましょう。ちなみに入試では定規などを使用することはできません。面倒ですが、自分の手を使って測りましょう。
さて、測ってみるとおおよその長さは以下の通りになります。
・Aの縦の長さ「5.1㎝」、横の長さ「2.7㎝」
・Bの縦の長さ「1.6㎝」、横の長さ「2.1㎝」
よって実際の長さは以下の通りになります。
・Aの縦の長さ「1,275m」、横の長さ「675m」
・Bの縦の長さ「400m」、横の長さ「525m」
地形図の面積計算ですが、必ず縮尺を元に戻してから計算しましょう。AとBの面積は以下の通りです。
・Aの面積➝1,275m×675m=860,625㎡
・Bの面積➝400m×525m=210,000㎡
ということでAの面積はBの面積のおよそ4倍となります。が、こんな正確に計算は難しいですし、面倒ですよね??こういうときは概数で求めるのがおススメです。
面積が求めやすいBから考えましょう。横の長さをおよそ2㎝とすると、400m×500m=200,000㎡となります。これを基準に考えると2倍なら40万㎡、3倍なら60万㎡、4倍なら80万㎡、6倍なら120万㎡が目安とすることができますね。
Aの面積は縦5㎝、横3㎝で考えてみましょう。1,250m×750mは計算しづらいので端数を切ってしまいましょう。1,200m×700m=840,000㎡となります。これでもおよそ4倍と判断することができました。
一見、計算しづらい問題も工夫をすることで解きやすくなります。参考にしてくださいね。
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続いて②を解いていきましょう。いわゆる「ナビゲート形式」の問題です。ポイントは地図記号です。主な地図記号は覚えていますか??
スタート地点は「市役所」です。市役所の地図記号は「◎」でした。地形図の中央より下に市役所がありました。この時点で選択肢を「御池通」と「河原町通」に絞ることができますね。
その次は「中学校」です。小中学校の地図記号は「文」ですね。ちなみに高等学校の地図記号は覚えていますか??
↓↓↓高校学校はこれ↓↓↓
◯がついているかどうかです。ひっかかりやすいので注意しましょう。警察署も交番(✕)に〇がついたものになります。
最後に出てくるのが消防署です。消防署の地図記号は大丈夫ですか??
↓↓↓消防署はこれ↓↓↓
消防署は地形図上の左下にありますね。よってみさきさんが歩いた通りは「御池通」となります。
ちなみに、文中には「右手に中学校が見えた」とあるので、この段階でも判断できるようになっています。河原町通にも小中学校はありますが、それは進行方向から見て左手です。
地形図問題において地図記号は必須の知識です。必ず覚えて入試に臨みましょう。本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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